ようやく観た。もちろんIMAXレーザー/GTテクノロジーで。
公開後の三連休はすぐ満席になるので我慢して、平日ならさすがにと思ったら普通にほぼ満席だった。さすがの評判。
ちなみに自分は約1年前に原作小説を読んでる。
さて、まず映像化としてはほぼ完璧だった。原作を読んだときに頭の中で想像していた世界が、そのまま、違和感ゼロでスクリーンに出てくる。しかもその多くが1.43:1のIMAXフルサイズで展開されるんだから、観たときの没入感がすごい。宇宙シーンは全部フルサイズじゃなかった?
だからこそ、原作小説にある「現代科学の延長線上で未知の謎に答えてくれるあの面白さ」が潔く切り捨てられているのが、気になって気になってしかたがなかった。
いや、わかるよ。あれをまともにやったらこの気持ちの良いテンポにはならないし、確実に2時間半には収まらない。でも、映像化が完璧だったからこそ「あのサイエンスをフィクションする面白さ」がないことへの不満というか、それも込みで観たかったという欲が拭いきれなかった。
例えばね、「なぜアストロファージが超長距離の宇宙航行を可能にする燃料になり得たのか?」「なぜロッキーと最初にコンタクトしたとき、一部だけが透明だったのか?」「なぜロッキーの仲間は放射線にやられたのか?」「なぜタウ・セチeで釣りミッションを終えたあとの危機シーンでグレースが死にかけていたのか?」「なぜそのときロッキーはグレースを助けられて、そのあと黒い煙をだして瀕死の重症を負ったのか?」「なぜタウメーバはロッキーの宇宙船の脅威になる変異を遂げたのか?」などなど、映画だけでこれらの理由がわかる、質問?
そもそもロッキーは気のいい宇宙人なだけでなくて、グレース同様に頭脳明晰で発想力があり勇敢で頼もしいやつで、そんな二人の科学を合体させることでアストロファージから故郷を救うという最高のSci-Fiバディなんよ。うーむ、考えだしたらキリがない。
でも宇宙人とのバディものとしては成立してるし、この内容ならロッキーが早々にプロモーションとして出てきた理由がわかった気がする。
小説が本当に面白かったので、小説を読んだ記憶を消したいとは思わないけど、小説を読まなかった世界線で映画を前知識なしで観た率直な感想を自分に聞きたい。
同じ作者が原作のオデッセイは前知識なく映画を先に見てとても楽しかったのでそういうもんなんだろうかね。ちなみにそちらの原作小説「火星の人」はまだちゃんと読めてない。
小説を読んでから観た以上、映画のストーリーについては感想をうまくかけないのだけど、映像としては本当に素晴らしかったので可能であれば東京か大阪のIMAXレーザー/GTテクノロジーの劇場で観るのがおすすめ。
あと原作小説は観てからで全然いいので読んで。映画の観るポイントが劇的に変わると思うし、この物語がもっと楽しいものになると思う。

