マット・デイモンとベン・アフレックの共演、という時点でまず観る理由としては十分すぎる。やっぱりこの2人が並んでるだけでちょっと特別感あるし、そこにスティーヴン・ユァンまでいるのは個人的にはかなりアツい布陣だった。
実際、役者の顔ぶれ的な満足度はしっかりある。会話の掛け合いや空気感も良くて、「このキャストで観る価値」はちゃんとあるタイプの作品。ただ、映画としてのコアであるサスペンス部分は正直かなり薄味。
観ていて退屈はしないし、テンポも悪くない。最後まで普通に観られる。でも「裏切りありのサスペンス」として期待すると、どうしても物足りなさが残る。どんでん返しのキレも弱いし、構造としての驚きもそこまで強くない。
このあたりの「全部ちょっとずつ薄い感じ」は、Liftを観たときの印象に近いかもしれない。ちゃんと最後まで観られるけど、強く記憶に残るポイントが少ないタイプ。
あ と個人的に一番気になったのは日本語訳。
これが結構ひどくて、普通に観ていて「あれ?今のどういう意味?」ってなる場面が何度かあった。実際に巻き戻して英語を聞き直して「あぁそういうことか」と理解するレベル。没入感を削がれるので、ここはかなりマイナスポイント。
