役者が全員良すぎて、全編ワンカット構成の凄さが霞んじゃう。なんというかこの役者、演技だからこそ全編ワンカットが成立してるまである。主役の少年役を演じたオーウェン・クーパーが今作がドラマ(映画も含めて)初出演っていうのが今でも信じられない。
中でも殺人容疑をかけられた主役少年と臨床心理士の女性との掛け合いがあるエピソード3は凄まじい。かくいう自分も主役少年よりは少し若い子どもがいるのだけど、あと数年すると親が知らない子の姿が生まれ始めるのかって思うと気が気でない。ていうか知らないだけでそれはすでに始まってるのかもしれない。
子どものこと、家族のこと、未成年者による犯罪のこと、SNSのこと…現代社会に渦巻く問題について自分ごととして深く考えさせられる作品でした。